子ども産んだら働ける気がしない、と言われた話
1年前くらいの話なので、どういう文脈で言われたか忘れたのですが、入社2年目か3年目の、チャキチャキお仕事のできる子に、にこやかに言われました。
「えー、そんなことないよ。なんとかなるもんだよ。」
と当たり障りなく答えた気がします。実際なんとかなるもんだし。
自分的には、決して無理はなたらき方をしている気はなく、仕事も子どもも犠牲にしているつもりもなく、
仕事もやりがいあるし(嫌な思いすることだってそりゃ仕事だからあるけど)、子どもも可愛いし(イラつくこともあるけど)楽しく生きているんですけどね。
どこを見て、そう思われたんだろう?
で、ふと思い出しました。
私が働き始めた頃、子育てしながら働いている人は少数でした。たまにバリバリ働くママさんもいたけど、親と同居とか、実家が近いとかでおばあちゃんがみてくれているから、と、深夜までバリバリ働いていたり、
そうでなければ、毎日大荷物(仕事道具)抱えて帰って行ったり。
そんな様子をみて、若い私は、子ども犠牲にしてまで働きたくないなぁ。子ども産んだら仕事続けられないなぁ、と思ったものです。
(会社での一部の様子を見て、子どもを犠牲にしていると思ってしまっているあたり、青くて視野が狭くて恥ずかしいものですが。)
あれから20年近く。
気づけばママさん社員はかなり増えました。「働き方」も色々言われるようになって、当時のような残業してなんぼ、みたいな風潮はだいぶ無くなってきています。
子どもを犠牲にするような働き方はしていないつもりです。
ただ、仕事はチームでするものだし、自分が頑張れば全体がスムーズに行くなら、多少の無茶をするときもたまにはあります。子どもを理由に、間に合いませんはだめでしょ。
この辺りが、無理だと思われたかな。
でも、これは子どもの有無関係ないと思う。仕事のやり方、価値観の違いかなぁ。
昭和な働き方は見直されつつあるんだけど、でもその頃も価値観も残っちゃってる。私生活も大切よ、というけど、どこまでが本音で、どこまでが建前なんだろう。人によって線引きが違いそう。今はそんな時代なのかなぁ。で、自分は、昭和な働き方は嫌だけど、多少の犠牲は受け入れてしまう部分もあるんだろうな。
もっと若い子達に希望を持たせられるようにしないと!とか
不真面目な私は全く思わないので、何を言われようと自分の価値観はもう変えられないし、変える気はいので、このまま飄々と過ごすつもりですが。
世の中はどんどん変わるし、受けてきた教育も違うし、同世代でも色んな価値観があるのだから、世代が違えば価値観が違うのは当たり前。そこは自分も変える気はないけど、人の価値観を否定しないようにしようと思うアラフォーおばちゃんなのでした。
10年後、20年後がどうなっているかはわかりませんが、子どもを産むにしろ産まないにしろ、仕事を続けるにしろやめるにしろ、
自分の選択を周りのせいにしないで、楽しく過ごせるといいね、
とおばちゃんは思います。
オチもなく、
取り止めのない文章になってしまいました。
おやすみなさい!
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